Security Days 2026(大阪)参加

① AI時代のセキュリティは「予測」と「自動化」が主役に

大阪で開催された Security Days 2026 は、まさに“AIセキュリティ元年”を象徴する内容でした。 従来の「侵入後に検知する」仕組みから、AIが異常を予兆し、攻撃前にブロックするという流れが一気に加速。 展示ブースでは、ログ解析・不正通信検知・内部不正の兆候分析など、AIを活用した最新技術が並び、担当者の説明も「AIが人間の“気づき”を補完する時代です」という言葉が印象的でした。

② AIを使った“攻撃シミュレーション”がリアルすぎる

特に注目を集めていたのが、AIによる攻撃シミュレーション技術。 従来のペネトレーションテストでは再現が難しかった複雑な攻撃手法を、AIが自動で組み合わせて模倣する展示がありました。

  • 社内ネットワークの弱点を自動探索
  • 標的型メールの生成
  • 社員の行動パターンを学習して“引っかかりやすいタイミング”を狙う

攻撃者の思考をAIが再現することで、企業側は「どこが本当に危ないのか」を具体的に把握できるようになっていました。 まさに“攻撃者の脳みそを丸ごと借りる”ような技術です。

③ 韓国企業が展示した「無線APハッキング対策」が秀逸だった

今回、韓国からの出展が非常に存在感を放っていました。 特に興味深かったのが 無線アクセスポイント(AP)のハッキング対策技術。

説明を受けた内容は、実務者として「これは現場で使える」と感じるものばかり。

  • 不正APの自動検知(MAC偽装も見抜く)
  • 電波強度・位置情報を組み合わせた“なりすまし判定”
  • 攻撃者が使う代表的ツールの挙動をAIが学習し、異常パターンを即遮断
  • 社内Wi-Fiの“影の通信”を可視化するダッシュボード

特に、AIが電波の“ゆらぎ”を学習して攻撃を検知するという説明は新鮮でした。 無線は目に見えないからこそ、AIの分析力が生きる領域だと実感しました。

④ セキュリティは「禁止」ではなく“賢い使い方”へ

会場全体を通して感じたのは、 「AIは危険だから禁止」ではなく「AIを安全に使いこなす」方向へ世界が動いているということ。

AIは確かに誤情報を出すこともあるし、入力内容によっては情報漏えいのリスクもあります。 しかし、展示されていた技術はどれも「AIを正しく使えば、むしろ安全性が上がる」という方向性でした。

つまり、 AIは“危険な天才”ではなく、“ちょっとアホだが超有能な相棒”として扱うのが正解。 最終判断は人間が行い、AIは補助に徹する。 この姿勢こそ、2026年のセキュリティトレンドだと強く感じました。

⑤ まとめ:AIと人間のハイブリッドが、2026年の最強防御

Security Days 2026 は、 「AI × セキュリティ」の未来を体感できるイベントでした。

  • AIが攻撃を予兆する
  • AIが攻撃者の思考を模倣する
  • AIが無線の異常を見抜く
  • そして人間が最終判断をする

このハイブリッドこそが、これからの情報セキュリティの標準になるはずです。

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