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第28回 情報セキュリティ対策(ランサムウエアの動き(少し詳しく)を知る)

情報セキュティ

経営者のみなさん、情報システム担当者のみなさん、情報セキュリティ対応はどのように進めればよいか、困っていませんか?

予算も、人も少ないのに、どうやってシステムを守れば良いか、私も以前は困っていました。

攻撃に予防・対応するためには、まず敵をしることから始まります。

第27回では、ランサムウエア攻撃の動きを簡単な説明しました。

今回は、もう少し詳細に解説します。

〇ランサムウェア攻撃は、悪意のあるソフトウェア(マルウェア≠ウイルス)を使用して、被害者のデータを暗号化し、復号のために身代金を要求する攻撃です。以下は、ランサムウェア攻撃の一般的なステップです:

1. 初期侵入

攻撃者は、フィッシングメール、悪意のあるリンク、または脆弱なソフトウェアを利用して、ターゲットのシステムに侵入します。例えば、フィッシングメールに添付されたファイルを開くことで、マルウェア(ウイルスではないため対策ソフトで見つからない可能性あり!)がシステムにインストールされます。

2. ネットワーク探索

システムに侵入した後、攻撃者はネットワーク内の他のデバイスやサーバーを探索します。これにより、攻撃者は重要なデータやシステムにアクセスするための情報を収集します。この段階では、ウイルスパターンファイルなどのチェックをすり抜けて攻撃が進行していることに気づかないことが多いです。

3. 権限昇格と横移動

攻撃者は、システム内での権限を昇格(管理者権限に)させ、ネットワーク内の他のシステムやデバイスにアクセスします。これにより、攻撃者はより多くのデータやシステムにアクセスできるようになります。(データを拭き取られていくことが多い。)

4. データの暗号化

攻撃者は、データを拭き取り後、ターゲットのデータを暗号化し、被害者がデータにアクセスできないようにします。暗号化されたデータを復号するためには、特定の鍵が必要です。

5. 身代金要求

攻撃者は、暗号化されたデータを復号するための鍵を提供する代わりに、被害者に身代金を要求します。通常、身代金はビットコインなどの暗号通貨で支払うように求められます。

6. データの復号または公開

被害者が身代金を支払った場合、攻撃者は復号鍵を提供することがありますが、必ずしもデータが完全に復元される保証はありません。また、支払いを拒否した場合、攻撃者はデータを公開することを脅迫することもあります。(すでにアクセスログを消去している。)

ランサムウェア攻撃は非常に破壊的であり、個人や企業に大きな損害を与える可能性があります。したがって、適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。

これらのステップを知ることで、情報セキュリティ対策を効果的に検討することができます。まずはリスク評価から始め、段階的に対策を進めていくことが重要です。このように、各要素に対する投資や管理の割合を示すことで、情報セキュリティ対応の全体像を把握しやすくなります。

  情報セキュティ対応について、ご支援します。

お問い合わせ先 tel:075-874-4316

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