京都の旅 – 京都 特別編(友禅) 第4回
第4回: 友禅の製作工程
- 内容: 友禅染の具体的な製作工程をステップバイステップで解説し、職人の技術や工夫を紹介します。
第4回: 友禅の製作工程
友禅染の具体的な製作工程をステップバイステップで解説し、職人の技術や工夫を紹介します。
1. 下絵描き
友禅染の製作は、まず下絵を描くことから始まります。絹布に青花液を使って模様のアウトラインを描きます。青花液は水に溶けるため、後で消すことができます。
2. 糸目糊置き
下絵に沿って糸目糊を置きます。糸目糊は染料がにじまないようにするための防波堤の役割を果たします。この工程は非常に細かく、職人の技術が問われます。
3. 地入れ
生地に豆汁(ごじる)を塗り、染料が均一に染み込むようにします。これにより、染めムラを防ぎ、美しい仕上がりになります。
4. 色挿し
糸目糊で囲まれた部分に染料を塗ります。小さな刷毛や筆を使って、細かい模様を丁寧に描いていきます。色の調合も職人の経験と技術が光る部分です。
5. 伏糊置きと地染め
色挿しが終わった部分に伏糊を置き、次に地色を染めます。伏糊は地色が模様部分に染み込まないようにするためのものです。地染めは広い面積を均一に染めるため、特に注意が必要です。
6. 蒸しと水元
染料を定着させるために、生地を蒸し箱に入れて蒸します。その後、余分な染料や糊を洗い流すために水洗いします。これを「友禅流し」と呼びます。
7. 最終仕上げ
必要に応じて、金彩や刺繍などの装飾を施します。これにより、友禅染の着物がさらに華やかになります。
次回は、友禅の現代的な応用について詳しく解説します。お楽しみに!
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