情報化最前線-トレンド-R5.6.13-jt003
1 標準化とクラウド
(1) 標準化の意義と方法
ア 標準化とは
(ア) 情報システムの標準化とは、業務プロセスやデータ要件、連携要件などを共通化・統一化することで、システム開発や運用の効率化や品質向上を図ることです。
(イ) 標準化の意義は、システム運用コストの削減、サービス品質の向上、情報連携の促進などがあります。
(ウ) 標準化の方法は、標準仕様書の作成とガバメントクラウドの利用があります。標準仕様書とは、各業務における機能要件やデータ要件、連携要件などを明確に定義し、文書化したものです。ガバメントクラウドとは、デジタル庁が整備するマルチクラウド(※)であって、標準仕様書に準拠したシステムを構築・運用できる環境です。
※マルチクラウド:企業の情報システムなどで、複数の異なる事業者のクラウドサービスを併用すること。