DX成功-チャレンジ-(行政編)-(第3回)
(マリ)昨日、はちべーさんに聞いたことを上司にいったら、「はちべーさんにしっかり教えてもらうように」って言われてきた。よろしくね。
(はちべー)ほんまに、丸投げな上司やな。しゃーないか。上司もやったことないこと、を社長からいわれてるんやからな。大手民間の人から言われたことは、みんなしんじるもんな。頼るところがそこしかないのも事実だね。
(マリ)上司は、民間の方の説明を一生懸命聞いて、そのまま伝えてくれる。才能があるな。さすが一流大学出の上司だと思った。クラウドサービスって便利なの?
(はちべー)そう、最近は便利なものが増えてきたから、それに乗っかるのが一番いいやり方かな。サーバと言われるハードウエアやネットワーク、プログラムも作らなくて、申込して、サブスクで払えば、いろんなものが使えるからね。
(マリ)私も、サブスク利用してる。SNSなんかもね。アバターも使えて、投げ銭もできるし、楽しいね。どうぶつの森なんて最高に面白いし。
(はちべー)そうそう、最近のアプリは簡単で使いやすいものが増えたね。
(マリ)そろそろ、進め方を教えてよ。
(はちべー)そうだったね。簡単なところから始めようか。
何をするかを考えないといけない。利用する人、お客様が便利で、自分たちも楽にならないといけない。できればWinWinが一番いい状態だね。
今までは、ペーパーレス、転記の廃止が言われていて、今でも同じことを言っている。30年以上、同じことをお役所はしているんだ。民間では、QCが進んで合理化してるけど、お役所は税金で食ってるから10年以上遅れているって20年前に言われていたんだ。
(マリ)そうなんだ。なんで遅れているんかな?どんなところが遅れているの?
(はちべー)30年前のシステムが未だ動いている。メインフレームとかサーバってパソコンのお化け見たいなものがあって、古いプログラムで動いているんだ。
(マリ)なんで新しくしないの?
(はちべー)仕事を変えようとしない、古くて仕様書が無い、わかる人がいないので新しく作りかえることができなくて、塩漬けにしちゃっているからだよ。これがレガシーって言われていて、最後のわかる人間が退職したり、サポートがなくなって困ることが目の前に来ている。これが2025年問題っていうやつさ。
(マリ)えー、そんなの困るわ!
(はちべー)社長も上司も、若い人に押し付けているのが今の現実だね。
(マリ)どうしよう!私にそんなことができるかしら。
(はちべー)大丈夫さ、おじさんに任せて!